（近鉄グループホールディングス様専用ページ）第 58 回内部監査推進全国大会

組織体の価値向上に貢献する内部監査

～ Progress Through Sharing & Elevating Impact ～　

 

　昨今、急激な気候変動や、地政学的緊張の高まり、デジタル分野における破壊的イノベーションの台頭など、組織体を取り巻く環境は劇的な変化が続いております。
こうした状況を受け、組織体は、自らの利益のみならず、持続可能な社会の実現に向けた課題解決をも追求していく必要があり、組織体が向上させるべき価値の内容が変質してきております。

　こうした状況を受け、国内外ではコーポレートガバナンスを巡る議論の中で、サステナビリティ課題の解決が重要な論点の１つとなってきております。内部監査においても、2025 年１月から適用される新たな「グローバル内部監査基準™」の中で、組織体が公共の利益に貢献する上で、内部監査が重要な役割を果たすことが求められています。さらに、今回の改訂では、各国や地域で異なるガバナンス構造にも適用可能とすることにより、内部監査が組織体の 価値向上に貢献できることが企図されています。

　これまで内部監査は、アシュアランス業務とアドバイザリー業務を通して組織体の価値向上と業務の 改善に貢献する役割を果たしてきました。今後は、組織体が新たに直面する課題解決に向け、内部監査も更なる進化を遂げ組織体の持続的な価値向上に一層貢献することが求められております。

　そこで、今大会のテーマを「組織体の価値向上に貢献する内部監査 ～ Progress Through Sharing & Elevating Impact ～」とし、これからの内部監査の役割について、実効性のある方法や情報、知識の共有を通して皆様とともに考えてまいりたいと思います。